『unravel』がミックスボイスじゃ歌えない!unravel(アンラベル) の歌い方

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アーティスト TK from 凛として時雨
音域 mid2C~hiG
(シャウト hihiA#)

 

ここがやばい!unravelのつまづきどころ

知恵袋でよく質問に上がっていたのが、『凛として時雨』のような高い声を出すにはどうしたらいいかという質問。

この質問に対して”ミックスボイス”を使えばいいのではないかという答えが割合多かった。実際にミックスボイスを使うと、音域も広がるし力強い声も出やすいので使えて損はない。

ただそんなことだけでこの楽曲を歌えるのかなと、一抹の不安を覚えつつ、カラオケボックスに行き『unravel』を歌ってみたら、

脆くもその考えは崩れ去った。

 


出だしからミックスボイスを使わない


この曲は、出だし、Aメロからありえない高音に襲われる。その為実際歌ってみると、この楽曲は非常に難しいし慣れないと体力も使う。
最初分からない時期はAメロを地声で高音を無理やり絞り出しがちだが、4分間歌い切ろうものなら昔の猫型ロボットの様な声でしばらく生活することになる。
原曲は聞いてわかるように、高音のキーを裏声で囁きながら歌っている。

Aメロはファルセット(裏声)のみで歌ってしまった方がまだ原曲に近いし、わかりやすい。
それに地声や慣れてミックスボイスで歌おうとすると、喉が固くなりサビで出てくる強烈な高音に対応できなくなってしまう。
ヤマ場を聴かせるためにも敢えてAメロはファルセットで控えめに歌おう。
 

Bメロ、どう歌う!

Bメロ以降は比較的キーが低いので強弱をちゃんと付けられるなら地声で歌ってもいいが、サビに入るまで弱々しいながらもファルセットで歌いきってしまった方がかなり楽であり、サビ前の強弱メリハリも付けやすい。
特に、サビに入る前のBメロは強弱の加減が難しく、入った瞬間はAメロより音量控えめに歌いつつもサビ手前は一気に強く歌わなければならない。
何処かで力加減を間違えると、そこまで頑張らなくてもいいのにサビを大声で張り上げないといけなくなる。
サビでちゃんと声量が出ないならメリハリをつけるためにもBメロの声量は特に気を付けたほうが良い。

ただ、ファルセットで歌いきるにはキーが低く息がかなりきつくなりがち。
地声で歌わないのであれば息の無駄が少ない鼻にかけたエッジがかかった声で歌うと幾分かマイクに声が乗っかりやすい。

参考資料≫出す声分からない音痴 目玉のおやじ型

  

サビの声の張り上げに注意

特にこの曲はサビの部分が最難関だ。

ファルセットで歌いなれてない人は、たとえ女性でもサビを歌いきるのは困難を極める。
サビ自体は盛り上げるための声量を稼ぐため、ヘッドボイスかミックスボイスで歌う事になるのだが
常に声量を稼ぐためにAメロからミックスボイスやヘッドボイスで歌っていると、

歪んだ世界にだんだん僕は
透き通って見えなくなっ
けないで、僕のことを

疲れた声帯の筋肉が瞬時に対応できずファルセットで歌うべき場所、ラインが引いてあるhiF、hiGを落っことしてしまう
本当にミックスボイスは声の調子がいい時しか出ないし、この後サビ2回、地獄の「忘れないで」4連射が控えている。

声量を上げるかつ体力を使わないようにするため常に音圧を上げたファルセットボイスで歌い、サビのここぞという時だけヘッドボイスで歌いたい。
ヘッドボイスで歌う際感覚は上顎の天井を可能な限り低くし、狭くなった口の空間の更に上半分のごく一部だけを使い声を出す感じ。
軽く鼻声を混ぜて歌うと、奇声にならずhiF、hiGもバスケのレイアップシュートの様に何とか置いていける。

hiF、hiGを発声するとき、出そうとして力むとほぼほぼ出ない。喉の力は、声帯の近く以外全て抜き、出せればラッキーだと思って成り行きで出してみよう。

この曲は欲をかかずに初めから終わりまで力を抜き、裏声ベースで歌わないと最後まで歌いきれない。
 

シャウトは計画的に

一回目のサビが終わるとCメロに入る。

ここでは、最高音hihiA#の耳をつんざくほど高いシャウトが入る。

ただ、ここのシャウトをヘッドボイスや、ファルセットで出そうとすると、バックの音楽に負けるただのノイズと化す。

歌い方としては強いビル風や台風の時の隙間風の如く、声帯と口の隙間を極限まで狭め一気に息を出して声を歪ませるのだが、ファルセットボイスを常に練習している人でさえここの最高音hihiA#は一握りの選ばれた人間しか出せない。

ここは選択肢として

・デスボイス、シャウト等でフェイクする
・1オクターブ下げる
・ホイッスルボイスでhihiA#を出す練習をして出す

など、いろいろな選択肢がある。

どういう風にCメロをしのぐか計画をあらかじめしておいた方が良い。


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